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Tecan社は、Fluent® Mix and Pierce Workstation*を発売し、臨床検査での全血分注用の全自動化装置を提供します。この新たに開発された装置は、分析前のサンプル処理および混和を標準化することを目的としており、QuantiFERON-TB Gold Plusアッセイを用いた潜在性結核感染症(TB)試験のサンプル調製の最適化において、QIAGEN社との継続的なコラボレーションのひとつです。
Fluent Mix and Pierce Workstationは、Tecan Piercing Tips™を搭載したFlexible Channel Arm™を用いて、手動で蓋を外す必要なく、真空採血管またはセプタムキャップ付チューブから全血サンプルを直接分注する全自動ワークフローを提供します。これにより、検査スタッフが感染性サンプルに接触するリスクが低減され、チューブからチューブ、またはチューブからプレートへの分注および全血アッセイを実行する際の時間が節約されます。このワークステーションは、新開発のTecan TubeRotator™も搭載しています。これは、360度チューブを回転させることで転倒混和を可能にし、溶血なしで全血サンプルを懸濁状態に維持します。また、一次チューブと二次チューブの両方のバーコードスキャンを備え、臨床現場での完全なプロセストレーサビリティが得られます。
Tecanの代表取締役副社長兼ライフサイエンスビジネス部門の責任者であるDr.Klaus Lunは、次のように述べています。 「Tecanでの私たちのビジョンは、世界中のすべてのラボに力を与え常に共に歩んでいくことです。現代の潜在性結核感染症の分野で重要なグローバルリーダーであるQIAGENと協力して、面倒な手動ステップの自動化を通じて、さらに多くのラボが生産性を向上し、処理エラーの低減をサポートできることを嬉しく思います。」
QIAGEN NVの分子診断事業領域および企業事業開発の責任者であるJean-PascalViolaは、次のように述べています。「「最高クラスの液体処理技術ソリューションを提供してきた実績を持つリーダーであるTecanとのコラボレーションを拡大し、分析前の全血処理の自動化をさらに改善できることを嬉しく思います。 このパートナーシップにより、潜在性結核感染症の検出における単一チューブサンプルの採用と処理の簡便さが大幅に加速されます。」
* Fluent Mix & Pierce Workstationは、一般の研究用途向けリキッドハンドリングプラットフォームであるFluent Automation Workstationをベースとしたサンプル分注用の構成です。特定のアッセイの専用機ではなく、また、Tecanはいかなるアッセイ結果に対して保証するものではありません。
Fluent® Mix and Pierce Workstationの詳細はこちらをご覧ください。 www.tecan.com/fluent-mix-and-pierce-workstation
この記事の本文はTecan(本社 スイス)が、2021年1月21日に発表したプレスリリースを、テカンジャパンが日本語に翻訳したものです。翻訳文の表現等に疑義が生じた場合は原文こちらをご参照ください。