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November 18, 2020 | Customer News

Tecanは、微量および劣化サンプルからのqPCRの感度を向上させるソリューションを提供します

Tecanは、 微量サンプル解析向けに感度向上させたqPCR向けのCrescendo cDNA Synthesis for qPCR kitの販売を開始しました。わずか500pgの全RNAから大量のcDNAを生成するTecan独自の単一プライマー等温増幅法(SPIA®)を用いて、鼻腔用スワブなど、微量で貴重な、または分解したRNA試料を扱う研究者のニーズに特に応えるために開発されました。

Tecanの堅牢で使いやすいSPIAテクノロジーは、qPCRアプリケーションでの使用実績が証明されており、広範囲なインプット量にわたって偏りのないcDNA増幅を提供しています。新たに開発されたCrescendoキットは、微量であったり、分解しているサンプル、またはFFPEサンプルなどに対してこの技術を最適化し、以前は検出できなかったサンプルの分析を可能にし、qPCRと保管用サンプルの両方に十分な試料を提供します。SPIAテクノロジーは、全トランスクリプトームのアプローチとして第一鎖合成の実用的な代替法を提供し、qPCRによる正確な検出を可能にするために、標的遺伝子のコピー数を劇的に増加させます。このキットは、鼻腔スワブや生体サンプルへの使用に最適化されています。下流アプリケーション用に500pg~50ngのトータルRNAからµgオーダーの信頼性の高い増幅されたcDNAを生成できます。

Tecan GenomicsのRasmus Lindは次のようにコメントしました。「Crescendo cDNA Synthesis for qPCR Systemは、全トランスクリプトームqPCR法を実施する検査室にとって柔軟な解決策を提供するものです。貴重なサンプルを大量に消費することなく、広範なインプット域にわたってサンプルを大幅に増幅し、高感度qPCRと保管用サンプルのための簡便なソリューションです」。

Crescendo cDNA Synthesis for qPCR kitの詳細についてはhttps://www.tecan.com/is-your-qpcr-drawing-a-blank をご覧ください。

この記事の本文はTecan(本社 スイス)が、2020年11月18日に発表したプレスリリースを、テカンジャパンが日本語に翻訳したものです。翻訳文の表現等に疑義が生じた場合は原文こちら をご参照ください。